70代を生きる

夫と息子の病気に付き合いながら生きていく毎日を記していきます。

お散歩仲間

私の住んでいるマンションは築年数が古く

したがって住人も中高年(それより上?)が多くなりました。

そこで健康のため住人が集まって毎朝ラジオ体操をします。

参加自由。雨の日はお休み。

それが10年続いています。

このラジオ体操で親しくなった人3人と

そのあと散歩をするのが日課になりました。

 

うれしいこと、腹が立ったこと、政治の話、病気のこと。

4人で言いたいことを話しながら決めたコースを3000歩ほど歩くのです。

歩き終わったら「じゃあまた」とお別れ。

井戸端会議はしません。

 

一人は夫を2年前に亡くした人。

一人は乳がんを経験した人。

一人は息子さんが発達障害らしい人。

それぞれ人生経験があります。

 

今朝は3人とも夫の内視鏡検査の事を知ってるので

「どうだったの?」と心配顔。

事情を説明すると「そう、心配ね」と口をそろえて・・・

聞いてもらっても心配かけるだけだとわかっていても

話したい。聞いてほしい。

話せる人がいることは幸せなんだと思う。

 

そういえば、こういう病気のことは話せるのに

息子の病気のことは話せない。

話したいけど話せない。統合失調症だから。

なんで話せないの?と勇気のない自分が情けなくなる。

じゃあ話してどうなる?

聞いた人もどう答えたらいいかわからないだろうし

きっと近所にそういう人がいることを気味悪いと思うに違いない。

本人(息子)は何も悪くないのに、こんな病気になりたくなかったのに

時々可哀そうになる。

 

息子の事はともかく、心配しあえる人が近くにいることは

幸いなことだと思う。