70代を生きる

夫と息子の病気に付き合いながら生きていく毎日を記していきます。

医師の言葉にモヤモヤ 大腸がん手術の前に

夫の大腸がんの手術が近づき消化器外科の診察に行きました。

担当になった医師は濃い顔をした、威圧感のあるしゃべり方をする人だったので

緊張して待ちました。

しばらく待ってやっと呼ばれたので夫に合図をして診察室へ。

(夫は耳が聴こえません)

 

狭い診察室に丸椅子が2つあったので

そこに夫と私が

「こんにちわ。お願いします」

と会釈をしながら座ると

医師は夫に「寄らないで」と言われたのです。

(えっ?、ここに椅子があるから座ったんですけど・・・)

夫は聴こえなかったらしいので「もっと後ろじゃないとだめですって」

と言いながら夫の体を引っ張った。

夫は「何?」と不思議そう。

 

そして、この前の診察時に

「そんなに聴こえないんじゃ困るから聴こえるように補聴器調整してきて下さい。

当然です」と言われていたのです。

「今まで何回か調整してもらったけどなかなか満足いく聴こえにならないんです。

雑音ばかり聴こえて・・」

と言った時看護師さんはうなずいていたけど、先生は無言。

 

その後偶然ネットで見つけた対話くんという機器を買いました。

この機器なら先生の説明も聴けそうなので「こんなのあったんですよ。これを使います」と取り出して見せるため

先生の机の上に小さなマイクを置くと

「ここに置かないで」と言われたのです。

あわてて引っ込めましたが

(いくらコロナが心配と言っても、ちゃんとマスクしてるし

手の消毒もしてきましたけど・・・)

あっけにとられて対話くんの説明はできませんでした。

呼吸器の先生は「いいもの見つけましたね」と喜んでくれたのに。

(患者の言うことも聞いて下さいよ😢)

せっかくの対話くんもマイクを先生に向ける勇気も失せて

夫は膝の上に握ったままでした。

 

すると医師は私に向かって話し始めました。

ステロイドを飲んでいるので、腸の繋ぎ目が完全に塞がるのに時間がかかる可能性があります。そのため人口肛門をしばらく着けることになるかもしれないので承知しておいて下さい」

ということを説明されたのですが何だか威圧的で良い感じはしませんでした。

(夫はリウマチのためステロイドを飲んでいるのです。)

 

帰りに夫は「先生を信頼していますから好きなようにやって下さい」と言いました。

私は先に出たのでどう答えられたか聞こえなかったのですが、

「はい」とか「お任せ下さい」ではなかったようです。

後で夫に

「あの先生どう思う?」

と聞くと

「人の話は聞かない先生だね。仕方がないよ」

と。

ま、手術だけちゃんとやって下さい。

 

 

今、医師で作家の知念実人さんの本を読んでいます。

この本に出てくるような医師に治してもらえたら安心だろうと思います。