70代を生きる

夫と息子の病気に付き合いながら生きていく毎日を記していきます。

大腸がんの姿

診察室に入ったとたん、パソコンの画像が眼に入りました。穴の中に大きなイボのようなものが生えてる画像です。

先生は「これを内視鏡で取ろうとしたのですが、根が深くて、いろいろ試みたんですがこれ以上すると穴があいてしまう危険があったのでやめて外科手術でとることにしました。

癌はステージ1から2の間でまだ初期ですから完治を目指しましょう。転移もしてないですし」とのこと。

それを聞いてほっとしました。

「手術の前に肺の事が心配なので呼吸器の先生の診察も受けて下さい」と言われた。

夫は去年の夏、肺炎で1ヶ月半入院した経緯があるのです。今もすこし動いただけてハアハア言っている状態。

大丈夫かなぁ

 

そして看護師さんから、「明日は腸のバリウム検査をやりますから」と事前の食事制限の説明があった。

説明のあとリウマチの生物学的製剤「オレンシア」の点滴を1時間かけて注入してもらいやっと終了。

長いこと痛みに悩まされてきた夫のリウマチは、この生物学的製剤で痛みがなくなり、このような薬を研究して世に出してくださった学者さんに感謝です。

 

朝9時から入って終わったのが午後2時30分。待ち疲れた1日でした。

待ってる間は看護師さんの行動に目がいきます。

どの看護師さんも優しく行動的で、頭に衰えを感じる者としては、よく間違えたりしないのねとただただ感心するばかり。

たくさんの患者をテキパキ処理して、遊んでいるわけではないので待ち時間が長くてもがまんがまん。

 

「いつも付き合わせて悪いね」

夫がぼそぼそとつぶやいた。