70代を生きる

夫と息子の病気に付き合いながら生きていく毎日を記していきます。

すぐにはしない外科手術

今日も病院に行きました。

まず消化器内科の先生に会いました。

バリウムの検査結果の画像を見せながら、やはりがんは奥の方まで行ってますね。内視鏡で無理に取らなくてよかったです。穴が開いてしまう恐れがありましたから。

くねくねとした腸の画像を指さして説明してくれました。

そして、手術の時肺の状態が悪いと気管送還することがあるんですが、それが抜けなくなり気管切開ということになる場合があります。

呼吸器の先生にも言われました。

 

そのあと初めて外科の医師に会えました。

今お世話になっている内科の3人の医師とはタイプの違う体育会という感じの医師は自己紹介の後、元気な声で「ここへこられたのはどうしてですか」と夫に聞かれました。え、がんの手術を受けるためと決まってるでしょと思いました。

夫も不思議そうな顔で「大腸がんの手術をしてもらうためです」と答えました。

「そうですね。それが聞きたかったのです。本人がわかっていることが大事ですから」

そして「M(夫の名前)さんは色々な病気を持っていて肺の状態も決して良いとは言えない。病院も今は手術を待っている患者さんが多くて、優先順位からいくと5月になりそうです。それまでにもっと体を良い状態にもっていきましょう」

「のんびりしていたらガンが広がるんじゃないですか」と聞くと

「外科手術は大変な体力が必要なんです。Mさんの場合2ヵ月の間に体力をつける事の方が大事です。たばこやお酒は少しでも飲んではいけません。1か月飲まなかったら

だいぶ変わるはずです」と厳しく言われました。

実はこの期に及んでも夫はほんの少しですがお酒たばこを飲んでいたのです。

私の注意も聴かずに。

 

「やっぱり言われたでしょ。気管切開がいやだったら絶対やめて!」

 

もしも気管切開なんてことになったらどうなるの?